平成19年から開催してきました津軽三味線日本一決定戦は新型コロナウイルス感染症の影響で2年間中止となり、昨年は第16回大会を3年ぶりに開催することができました。今年の大会においても、津軽三味線奏者の皆様の発表の場、挑戦の場を守るべく、感染対策を徹底し、開催の準備を進めることといたしました。
本大会は、『津軽三味線は民謡の伴奏楽器として出発した』という観点から、原点へ回帰すべく、演奏者が一人で演奏する「曲弾き演奏」だけではなく、民謡の伴奏として演奏する「唄付け伴奏」との合計得点により競われ、かつ透明で公正な審査を行い、審査結果を即時に表示するなど、これまでの大会にはない独自の方法で実施してきました。
また、参加部門は日本一の部の他に、男女別の上級者の部、中級者の部、初級者の部、ジュニアの部、シニアの部がありますが、いずれも経験年数不問とし、より参加しやすくなっております。参加者の皆様は伝統的な曲やほかのジャンルを取入れた曲など、自由な発想で津軽三味線の更なる可能性にチャレンジしていただきたいと思います。
参加者の皆様は5月3、4日の2日間、日頃の鍛錬の成果を十二分に発揮するとともに、栄えある日本一の座と各部門の優勝を目指して頑張って下さることを期待いたします。
全国各地より、多数のご参加をお待ちしております。